ドル・円は下げ渋りか、米景気後退への懸念も根強い有事の買い

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は下げ渋りか、米景気後退への懸念も根強い有事の買い」
 4日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。今週発表される雇用統計の急激な悪化が警戒され、ドル売りに振れやすい見通し。ただ、米中貿易摩擦の懸念再燃によりドルは有事の買いも根強く、極端な下げは想定しにくい。
 前週末に発表されたISM製造業景況指数は想定ほど悪化しなかったものの、リーマンショック後の2009年以来の低水準となり、景気後退入りが懸念される。8日の雇用統計で失業率は急上昇が見込まれており、安全通貨とはいえドルは買いづらい。新型コロナウイルスの発生源をめぐる米中対立への思惑は、ドル売りを誘発しているようだ。週明け4日のアジア市場は日本や中国の祝日に伴う休場で薄商いのなか、ドル・円は106円90銭台から106円半ばに下げる場面もあった。 
 この後の海外市場でも、米国経済と米中関係の行方に市場の関心が向けられそうだ。今週末の雇用統計に向け、今晩の製造業新規受注や6日のADP雇用統計など目先の経済指標はいずれも大幅に悪化する公算で、景気減速が意識されやすい。一方、トランプ米大統領は失業者に対する新たな支援策に言及し、先行きへの懸念を背景としたドル売りを弱める可能性があろう。また、米中関係に関してはドル売り要因となる半面、有事の買いも観測されるため、ドルは急激な下げを回避しそうだ。

通貨別分析

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Source: マネ育チャンネル